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管宗次『俳遊の人土方歳三 句と詩歌が語る新撰組』PHP新書、2004年

土方の句集『豊玉発句集』を解説付きで読めます。「豊玉」は土方のペンネーム。著者の方が結構辛口に評価してるので、土方ファンはイラッとするかも。個人的には本題に入る前の第一部が面白かったです。近藤勇の道場とか学力のレベルについて。俗っぽい例えが多くてすごくわかりやすいです。やっぱり辛口なので近藤ファンもイラッとするかも…。...

山内大編『山内容堂のすべて』新人物往来社、1994年

新人物往来社の「~のすべて」シリーズ。なかなかマイナーな人物を取り上げて特集してくれるのでありがたいシリーズです。松平定敬とかね!書いてる人は学者とか小説家とかごちゃごちゃ。章ごとに区切ってるので読みたいところだけ読めます。ネタ探しに最適!...

井上潤『日本史リブレット人 渋沢栄一 近代日本社会の創造者』山川出版社、2012年

渋沢ファン製造本。そうか…渋沢さんって聖人だったんだな…。渋沢が何を思ってどんな仕事をしてどんな風にすごいのか、この薄さでよくぞ92年の生涯を書ききってくださいました…!ありがとうございます!!面白い逸話も挟んでくるので飽きないし、なにより著者の 渋沢への愛が すごい。私が渋沢好きになったのも、きっと著者の井上さんの渋沢愛が溢れていたからだと思います。読んだら貴方も好きになる~井上さんは渋沢史料館の館...

田中艸太郎、常安弘通著『郷土史に輝く人びと 大木喬任 辰野金吾』佐賀県青少年育成県民会議 昭和四十六年

大木目当てで読んだので、残り半分の辰野金吾部分は読んでません。(ごめん)大木喬任って結構マイナーな人物かなーと思うのですが、そのわりには本に困らないんですよね。ていうか佐賀人が本に困らない。佐賀城が偉人シリーズ出してくれてますからね。高知もやってよ!龍馬にばっか頼ってないで!そんなことはさておきこの本、なぜか地元の図書館にあったのですが、手に入りにくそうですね。Amazonでも扱ってないし。でも!大木の...

笹部昌利「幕末期公家の政治意識形成とその転回―三条実美を素材に」(『仏教大学総合研究所紀要』八号 仏教大学総合研究所編 2001年)

なかなか三条の論文も少なくて探すのが大変なのですが、これは探し当てて良かったー!ってかんじの面白論文です。「暴走尊攘公家」みたいな三条のイメージは徳富蘇峰によって作られたもの!ということを、一次史料をみっちりあたって論述しております。まんま蘇峰三条イメージを持っていた私にとっては目から鱗でした。勉強になります。なによりこの論文、ネットで!タダで読めるんです!!!太っ腹!!仏教大学論文目録リポジトリ...

國雄行『佐賀偉人伝9 佐野常民』佐賀城本丸歴史館 2013年

佐賀偉人伝シリーズは薄くて読みやすいので、さらっと知りたいときに良いです。中でもこの『佐野常民』は特におすすめ!!学術的な面白さ、というよりは、笑える面白さです。とにかく佐野の人間くさい愛しいエピソードがたくさん載ってますのでぜひぜひ。...

海原徹『吉田松陰 身はたとひ武蔵の野辺に』ミネルヴァ書房 2003年

吉田松陰といえばこの人!と私は勝手に思っています。海原徹さん。とりあえず松蔭先生とか松下村塾勉強しようと思ったら海原さんか一坂太郎さんの本読んどけばいいんじゃないかな!いっぱいあるし!私の松蔭のイメージ、 お人好しで世の中の人皆良い人だと思っている世間知らずでほっとけない先生 はここから来ております。(偏見)先生かわいいなー。いや先生はかっこいいこともわかってるんですけどやっぱり総合するとかわいい...

榎本隆充編『近代日本の万能人・榎本武揚』藤原書店 2008年

榎本入門書。読みやすいです。色んな人が榎本について語ったり対談したり。ちょこちょこエピソードが挟まってるので、榎本のお人柄も知れて楽しい。...

入江貫一『山縣公のおもかげ』マツノ書店 2009年

2009年とありますが新装版です。もともとの本はもっとずっと古くて、著者の入江さんは山縣の秘書だった方です。わお!入江さんにより山縣閣下とのハートフルな思ひ出が綴られております。私は山縣の伝記だけ読んでいた頃はなかなか山縣の魅力がわからなかったのですが、フォロワーさんにこの本を教えていただき読んでみたところ「閣下の瞳はダイヤモンド」だの「閣下のお肌は敏感肌」だの…何を読まされてるんだ私は。え?惚気話?...

高野澄『歴史人物シリーズ幕末・維新の群像第五巻 板垣退助』PHP研究所 1990年

私は基本的に「教授」と名の付く方の研究書しか読まないのですが、(素人が生意気言うようですが、なるべく信用出来そうな本を選んでいるためです)板垣に関しては 本当に 本が 無いということで小説家の方の本です。小説家さんの本だけあってセリフが多くて普通に読み物として面白いです。...

毛利敏彦『江藤新平 急進的改革者の悲劇 増訂版』中公新書 1987年

江藤ファンによる江藤ファンのための江藤ファンブックです。大久保が嫌われてます。...

佐々木克『歴史文化ライブラリー 大久保利通と明治維新』吉川弘文館 1998年

佐々木さん大久保好きすぎだろ そんなかんじの内容です大久保をものすごく持ち上げてくれているので、ファンは読んでいてとても気分が良いです。しかし読み進めていくと気分が良いどころの話ではなくなってきます。「ここまでずっと大久保と西郷は一緒だった」「大久保の祈りは西郷には届かなかった」(本文ママ)狙ってんのか。ちょっと。途中から自分が何読んでるのかわかんなくなります。これ小説だったっけ…あれ…おかしいな…...

佐々木克監修『大久保利通』講談社学術文庫 2004年

あるていど大久保の人生を把握してきたらこれ。大久保の家族や部下がインタビューに答えて大久保との思い出を語ってくれます。ファンにはたまらないので超おすすめ。...

笠原英彦『幕末維新の個性3 大久保利通』吉川弘文館 2005年

課題のために初めて読んだ近代史の本。この本で大久保にはまった思い出。引用元がわかりやすいので次の読書につながる。ただ、第一章の一行目から誤植が… 大久保の誕生日は八月十日だぜ。...

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